終活はゆる会話からはじめよう

タイプ別アドバイス

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STEP 1｜家族に言う質問を選ぶ

《ただいま》 — ちょっと聞いてみたい質問（軽い挨拶＆近況）

実際に話す前に、小さな台本をつくって準備しておきましょう。ここで書いたメモは端末内だけに保存されます。

① 軽く流す系（深掘りしない）

あ、そうなんだ。 ふーん、なるほどね。 うんうん、わかった。 まぁ、そんな感じなんやね。 はいはい、了解。

② 会話を止めないための相槌

そっか、ありがとう。 へぇ〜、意外とそうなんだ。 あー、なんか想像つくわ。 うん、そういうことね。 そりゃそうかもね。

③ ちょっとネガティブ・想定外シーンの切り返し

（そんなん聞いてどうするの？）ううん、ただ気になっただけ。答えなくても大丈夫だよ。 （どうしたの？）ちょっと心配になっただけなんだ。無理ならまた今度でいいよ。 （なんで？）深い意味はなくてね。少し聞けたら安心するから。 答えにくかったら無理しなくていいよ。 なんか聞き方が下手やったね、ごめん。 そういう気持ちもあるよね。 今は話すタイミングじゃないかもね。 また今度でもいいし、忘れてくれても大丈夫。 むしろ正直に言ってくれて助かるよ。 そういう反応も、あなたらしくて安心する。

④ 距離を感じさせない小ネタ返し

（そんなん聞いてどうするの？）ただちょっと聞いてみたかっただけ。話せると嬉しいからさ。 （どうしたの？）ちょっと心配になっただけだよ。 （なんで？）深い意味はないんだ。ただ少し聞けたら安心するから。 普通って意外とありがたいよね。 その“大したことない話”を聞くのが嬉しいんだよ。

小さなメモから会話の準備へ

小さな一言を書きとめるだけで、何気ない会話が「記録」になります。
その記録は、あとから読み返すと心の支えになり、
大切な人の気持ちをもう一度確かめられる“安心の種”です。

書くことを続けていくうちに、
普段は聞けない本音や、これからの暮らしに関わる大切な言葉が
自然とノートに残っていきます。

• 介護や入院が必要になったときに「どうしてほしいか」を振り返る手がかりになる
• 相続や財産のことを話し合うときに、本人の思いを共有する材料になる
• 葬儀や供養の希望を家族に伝えることで、迷いや後悔を減らす支えになる

そんな記録は、日常の会話から始まって、いずれ“本当に必要になる場面”で家族を助ける大切な道しるべになります。
よかったら、今日の一言から——はじめてみませんか？