衝撃なことが。。。
ねえ、ちょっと聞いてよ。
義母との交換日記、まだ続いてるの。地味にね。
最初は、まあぶっちゃけどうなるか分からなかったのよ。
義母とわたしって、悪くはないけど特別仲がいいわけでもなくて、いわゆる「適度な距離感の嫁姑関係」。
だから交換日記も最初はお互い様子見で、「今日は寒かったですね」とか「最近は野菜が高いですね」とか、そんな会話ばっかりだったのよ。
でも最近は、義母がじわじわと面白い人だなって分かってきてね。
ちょっとズレたことを言うんだけど、それが妙に味があるっていうか。
この間も日記をめくったら、衝撃的な一言が書いてあったのよ。
宝くじで当たった懸賞金!?
その日、いつものように日記を読んでいたら、義母の字でこんなことが書いてあったの。
「実はね、昔、宝くじで1000万円当たったことがあるのよ。」
…えっ、1000万円!?
思わずその場で声が出ちゃったわ。だって、宝くじなんて「当たるわけない」って思ってるわたしからしたら、そんな話ある?って感じ。
「しかも、そのお金で屋久島に土地を買ったの」って続いててさ…。
ちょっと待って。義母、何それ。
宝くじに当たること自体が奇跡なのに、そのお金で屋久島に土地を買うって、どういう選択!?
夢を追いかけた“屋久島の土地”
話を読んでいくと、どうやら亡き義父は若い頃「自然の中で暮らすのが夢だった」らしい。
それで宝くじの懸賞金を手にしたとき、「どこか特別な場所に土地を持とう!」って思い立ったんだって。
で、いろいろ調べて、なぜか屋久島にピンときたんだとか。
「いつか孫たちも遊びに行けるように家を建てよう」なんて、さらっと書いてあるんだけどさ。
結局その夢はかなわなかったらしくて、土地はそのまま放置。
以来、一度も訪れたことがないんだって。
で、「最近またその土地のことを思い出して、どうしたらいいか考えてるの」って書いてあったのよ。
いやいや、それちょっと壮大すぎない?
わたしに聞かれても困ります
その土地、どうするべきかって、わたしに相談されても答えようがない(笑
正直、わたしだって屋久島なんて行ったことないし、土地のことなんて全然分からない。
でも、どうしようもなく気になっています。だって屋久島ですもん、世界遺産のあの島!
頭の中に、苔むした森とか縄文杉とかがどんどん浮かんできて、すっかり屋久島気分になっちゃったわ。
そうなったらもう止まらない。「これって、むしろチャンスなんじゃない?」って思い始めたのよね。
下見という名の旅行計画
日記の返事にはこう書いたの。
「下見という名目で、一度その土地を見に行ってみるのはどうでしょう?」
もちろん義母の相談に答えるふりをして、実は屋久島旅行に行きたいだけなんだけどね。
だって、土地の話って義母にとっても大きなテーマでしょ?
それなら“現地確認”を口実に、一緒に行っちゃえばいいじゃない!って思った(笑
そして心の中では、屋久島の風景や、もし行けたら食べたい名物の鯖寿司なんかを妄想して、もうすっかり旅行気分。
交換日記の意外な展開
考えてみれば、交換日記を始めた当初は、こんな話が出てくるなんて思ってもみなかったです。
もっとこう、「お義母さん、今日も寒いですね」的なやり取りが続くと思ってたのに。
まさか屋久島だの土地だの、しかも宝くじ当選話まで飛び出すなんて、人生って本当に何が起こるか分からない。
でもね、こうやって義母の日記を読んでると、意外な一面がどんどん見えてきて面白い。
普段なら絶対に聞けないような話も、日記だと書いてくれる。
それがなんだか新鮮でね。交換日記って、案外いいものだなって最近思う。
さて、次に返ってくる日記で、義母はわたしの“下見旅行計画”にどんな反応をするんだろう?
ドキドキしながら、返事を待つ日々です。
屋久島で夢を見られるかな?
義父の夢の名残である屋久島の土地。
その存在を知ったことで、なんだかわたしまで新しい夢を見させてもらった気分よ。
こうして考えてみると、交換日記ってただの文字のやり取り以上に、心の中で少しずつ距離を縮めるきっかけになってるのかもしれません。
もしこの先、本当に義母と一緒に屋久島に行くことになったら、わたしたちの交換日記、もっと深いものになるかもしれない。
さあ、次の日記にはどんな返事が書かれてくるのかな?
今から楽しみで仕方ないです!