話せなかったことを書いて残す。
大切な人と、いい関係を続けるために。
誰かと話したいのに、何を言えばいいのかわからなかったり、タイミングを逃してしまったり。
そんな「言えなかったこと」が少しずつ積もって、気まずさや、後悔になってしまうことがあります。
でも、ちゃんと話せなくても、大丈夫。
まずは“書くこと”から始めてみる。
それだけでも、心の中が少し整って、「また向き合ってみようかな」と思えるようになることがあります。
『ただいまおかえり ホスピスノート』は、そんな「言えなかったこと」に寄り添うために生まれた市民活動です。
ノートに、自分の気持ちを書き出す。
カードの問いかけが、会話のきっかけになることもあります。
気まずさも、距離も、無理に埋めなくていい。でも、「ほんとは話したかった」という想いがあるなら、この道具が、その一歩をやさしく後押しできたらと願っています。
このプロジェクトのきっかけ
その悔しさと、もう同じ思いはしてほしくないという静かな願い。
このプロジェクトは、そんな“自分の気持ちの整理”から始まりました。
ちゃんと話せなかったこと。
言いたいのに、言えなかったこと。
そのまま時間が過ぎて、あとからじわっと残る後悔。
でも──
向き合えなかった自分を責めるのでなく、
その気持ちにやさしく寄り添う道具があってもいいんじゃないか?
そんなふうに思って生まれたのが、
「ただいまおかえりプロジェクト」です。
BETWEEN
Tadaima Okaeri Journaling

ケアに“心の記録”を
加える対話支援
看取りの時間に寄り添う人が、あとから「もっと何かできたかもしれない」と悔やまないように。
医療・福祉の現場では、言葉にならなかった想いに気づくことが、そばにいる人のための、確かなケアへとつながります。
『ただいまおかえりホスピスノート』は、ご家族との“心の準備”をそっと支える、対話のための新しいツールです。

ホスピスノート体験
ワークショップ
介護や終活、老いの話を「いつか話そう」と思いながら、なかなか言い出せないまま、時間だけが過ぎていくことがあります。
でも、いきなり“ちゃんと話す”のは、むずかしいもの。だからこそ、まずはノートに「書いてみる」ことで、気がかりな思いや、伝えそびれた気持ちに、やさしく気づける時間をつくってみませんか?
このワークショップでは、『ホスピスノート』を実際に手にとり、気持ちを書いてみたり、質問カードを使って話してみたり。無理に話さなくてもいい」からこそ、安心して参加できる対話の体験会です。

「言えなかったこと」に
やさしく向き合う講座
あなたの中にある「本当は話したいけど、どう話せばいいか分からない」。
その気持ちを整理しながら、やさしく自己理解していきませんか。小人数の3ヶ月講座のご案内です。
VOICE
-
書いてみたら、思ってたよりも気持ちがあった最初は何を書けばいいか分からなかったけど、カードの問いを見てたら少しずつ思い出してきて…書いてるうちに「あ、こんな風に思ってたんだな」って、自分でも驚きました。(40代女性・結婚15年目)
-
“話す”って、完璧じゃなくてよかったんですね。ずっと「ちゃんと話さなきゃ」って構えてたけど、このノートは“準備してもいい”って教えてくれた気がします。気持ちを整えてから向き合うって、こんなに安心できるんですね。(50代男性・別居中の妻と再会)
-
“日常の何気ない会話も、大事なことだったんだと気づいた。“たわいもない会話カード”を見ていたら、母と交わしてきた日々のやりとりを思い出して…。特別なことを言わなくても、あの時間がつながりだったんだなと感じました。(30代女性・親と喧嘩していた)
-
何を書いてもいいって思えたのが、続けられた理由かも最初は“正解の言葉”を探してしまってたけど、このノートは「うまく書けなくても大丈夫」って前提があるから、肩の力を抜いて続けられました。(50代女性 母とLINEできない)
Features
-
1
会話が苦手でも大丈夫
ノートは「書くだけ」で使えるから、話すのが苦手な人でも、自然に気持ちを整理できます。
まずは自分のために書くことで、心の準備が整います。 -
2
書き方見本があるから安心
「どう書けばいいの?」に答える、リアルな記入例つき。
誰かとの“本音のやりとり”を見ながら始められるから、迷わずスムーズに取りかかれます。 -
3
問いのヒントがスマホで読める
スマホでQRコードを読み込むと、“聞きたかったこと”が見つかる質問リストが表示されます。
そのまま使っても、自分の言葉に置きかえてもOK。 -
4
書くことで自然に対話の準備ができる
いきなり話すのではなく、まずノートに書くことで距離感を整える。
「これ、今度聞いてみようかな」と思える言葉が、少しずつ見つかっていきます。 -
5
3ステップで、自然に関係が深まる
ノートは「日常の話 → 思い出話 → 未来の話」と進む設計。
少しずつ心の距離を近づけられるから、重い話も、無理なく向き合えるようになります。 -
6
“心のケア”が、形になる
このノートは、感情や想いを記録するやさしいケアの道具です。
ご家族の後悔や不安を、少しでも軽くするお守りのような存在になります。
FAQ
- 話すのが本当に苦手なんですが、大丈夫でしょうか?
- 大丈夫です。というより、「話せない」人のために作った講座です。多くの人は「話せない」のではなく、「何をどう話したらいいか、整理できていない」だけなんです。この講座ではまず、“話す前の準備”から始めます。話すのが得意な人ではなく、「今こそ、なんとかしたい」と思っている人にこそ、届いてほしい講座です。
- うちの親は、そもそも何を話しても乗ってきません。それでも意味ありますか?
- その状況こそが、“話す前に整える”理由です。たとえば、相手の反応を変えたいなら、まずこちらの伝え方や出し方を変える必要がある。それを、感情だけでやるのは難しい。でも、ちゃんと「言葉にする練習」を積めば、驚くほど空気が変わることもあるんです。この講座では、その土台をつくります。
- 忙しくて、受けたあとちゃんと活かせるか不安です。
- 「忙しい」は、行動を変えない理由にはなりません。むしろ、忙しい今だからこそ“止まって考える時間”が必要です。この講座は、時間に追われる毎日の中で、あなたが“立ち止まる習慣”を持つためのサポートでもあります。短時間でも、自分と向き合う質が変われば、人生は動き出します。
- 自分の話す力がないと、ノートやカードも使いこなせないのでは?
- それ、完全に誤解です。このツールは「話せるようになるために使うもの」であって、使いこなす必要なんてないんです。
カードを1枚読むだけ、ノートに一言書くだけでも効果があります。重要なのは“完璧にやること”じゃなくて、“今のあなたの気持ちに少しずつ目を向けること”です。
- 夫婦仲が冷え切っていて、もう手遅れかもしれません…
- 手遅れかどうかを判断する前に、できることは全てやりましたか?ほとんどの人は、「伝えきっていない」まま、あきらめています。この講座であなたが“自分の言葉”を整えることで、関係の空気が変わることは珍しくありません。再スタートのきっかけは、過去ではなく「今のあなた」からしか生まれないのです。
- 男性でも受けられますか?
- もちろん受けられますし、むしろ「感情を話すのが苦手」という男性にこそおすすめしたい内容です。この講座は誰かと話す前に自分の気持ちを整える時間であり、性別に関係なく「関係を変えたい」と思ったその瞬間が、始めるのに一番ふさわしいタイミングです。