伝えられなかった気持ちに
今こそ向き合う。
「そばにいたのに、何もできなかった」
「ありがとう、ごめん、も言えなかった」
そんな“言葉にならなかった想い”が、
最期の時間のあとに、静かに心に残ります。
話したいのに話せない。
そばにいるのに気持ちが届かない。
その戸惑いを、見て見ぬふりをしたままでは、いつか「何もできなかった」という後悔になります。
『ただいまおかえりプロジェクト』は、その後悔が始まる前に、
“いま、自分にできること”を見つけるためのツールです。
言葉に詰まったら、まずはカードを引く。気持ちがあふれそうなら、ノートに書く。会話にならなくても、そばにいることを「かたち」にする。
いま、あなたが感じているその“気がかり”は、たしかに誰かを想っている証です。
このプロジェクトのきっかけ
「そばにいたのに、何もできなかった」
その悔しさと静かな願いから、このプロジェクトは生まれました。
そんな“自分の気持ちの整理”から始まった
「ただいまおかえりプロジェクト」です。
REMEMBER
Homecoming Dialogues

話せない想いを整える
対話のセルフキット
親に「ありがとう」と言えないまま、時間だけが過ぎていく。パートナーの病室で、何もできずに座っていた自分が忘れられない。
「いまさら、何を話せばいいんだろう」そんな想いを抱えたまま、気まずさと後悔が心に残っていませんか?
『ただいまおかえりプロジェクト』は、すぐに話さなくても大丈夫。まずは“書いて整える”ことから、関係の修復や感謝の準備が始まります。たとえ言葉に詰まっても、自分のペースで向き合える対話のツールセットです。

ケアに“心の記録”を
加える対話支援
看取りの場面で「何かしてあげたい」気持ちが、言葉や形にならないまま終わってしまう──
そんなご家族の“悔い”を、少しでも軽くするために。
医療・福祉の現場にいるあなたが、そばにいる人の「伝えられなかった想い」に寄り添えるように。
「ただいまおかえりダイアログカード&ノート」は、家族との“心の準備”を支える、新しい対話支援ツールです。

つながりを取り戻す
対話支援ワークショップ
介護や終活の話を切り出せない家族間のすれ違い。職場でのちょっとした声かけができず、関係が冷えていく日常。学校現場でも、先生や親との“本音の会話”が遠ざかっている子どもたち。
「ちゃんと話したいのに、言葉が出てこない」そんな声が増えている今だからこそ、“対話のつまずき”を見える化し、自然なコミュニケーションへの一歩を支える場が求められています。
このワークショップでは、会話が止まっている現場に、“対話のきっかけ”を届けます。
VOICE
-
書いてみたら、思ってたよりも気持ちがあった最初は何を書けばいいか分からなかったけど、カードの問いを見てたら少しずつ思い出してきて…書いてるうちに「あ、こんな風に思ってたんだな」って、自分でも驚きました。(40代女性・結婚15年目)
-
“話す”って、完璧じゃなくてよかったんですね。ずっと「ちゃんと話さなきゃ」って構えてたけど、このノートは“準備してもいい”って教えてくれた気がします。気持ちを整えてから向き合うって、こんなに安心できるんですね。(50代男性・別居中の妻と再会)
-
“日常の何気ない会話も、大事なことだったんだと気づいた。“たわいもない会話カード”を見ていたら、母と交わしてきた日々のやりとりを思い出して…。特別なことを言わなくても、あの時間がつながりだったんだなと感じました。(30代女性・親と喧嘩していた)
-
何を書いてもいいって思えたのが、続けられた理由かも最初は“正解の言葉”を探してしまってたけど、このノートは「うまく書けなくても大丈夫」って前提があるから、肩の力を抜いて続けられました。(50代女性 母とLINEできない)
Features
-
1
会話が苦手でも大丈夫
ノートは「書くだけ」で使えるから、話すのが苦手な人でも、自然に気持ちを整理できます。
まずは自分のために書くことで、心の準備が整います。 -
2
書き方見本があるから安心
「どう書けばいいの?」に答える、リアルな記入例つき。
誰かとの“本音のやりとり”を見ながら始められるから、迷わずスムーズに取りかかれます。 -
3
質問カードで話題に困らない
スマホでQRコードを読み込むと、“聞きたかったこと”が見つかる質問リストが表示されます。
そのまま使っても、自分の言葉に置きかえてもOK。 -
4
「困りごと」から会話がはじまるゲーム
ダイアログゲームは、まず“うまくいかなかった会話”から始まる設計。
だからこそ、対話のリアルなきっかけが見つかります。「どうしたらよかった?」と一緒に考えるから、会話の練習にも。 -
5
3ステップで、自然に関係が深まる
ノートは「日常の話 → 思い出話 → 未来の話」と進む設計。
少しずつ心の距離を近づけられるから、重い話も、無理なく向き合えるようになります。 -
6
自分にも、相手にもやさしい設計
“ちゃんと話す”ことは、思っている以上に難しいもの。
この2つのツールは、「伝える前に、まず整える」そんな“対話の練習”ができるやさしい道具です。
FAQ
- 話すのが本当に苦手なんですが、大丈夫でしょうか?
- 大丈夫です。というより、「話せない」人のために作った講座です。多くの人は「話せない」のではなく、「何をどう話したらいいか、整理できていない」だけなんです。この講座ではまず、“話す前の準備”から始めます。話すのが得意な人ではなく、「今こそ、なんとかしたい」と思っている人にこそ、届いてほしい講座です。
- うちの親は、そもそも何を話しても乗ってきません。それでも意味ありますか?
- その状況こそが、“話す前に整える”理由です。たとえば、相手の反応を変えたいなら、まずこちらの伝え方や出し方を変える必要がある。それを、感情だけでやるのは難しい。でも、ちゃんと「言葉にする練習」を積めば、驚くほど空気が変わることもあるんです。この講座では、その土台をつくります。
- 忙しくて、受けたあとちゃんと活かせるか不安です。
- 「忙しい」は、行動を変えない理由にはなりません。むしろ、忙しい今だからこそ“止まって考える時間”が必要です。この講座は、時間に追われる毎日の中で、あなたが“立ち止まる習慣”を持つためのサポートでもあります。短時間でも、自分と向き合う質が変われば、人生は動き出します。
- 自分の話す力がないと、ノートやカードも使いこなせないのでは?
- それ、完全に誤解です。このツールは「話せるようになるために使うもの」であって、使いこなす必要なんてないんです。
カードを1枚読むだけ、ノートに一言書くだけでも効果があります。重要なのは“完璧にやること”じゃなくて、“今のあなたの気持ちに少しずつ目を向けること”です。
- 夫婦仲が冷え切っていて、もう手遅れかもしれません…
- 手遅れかどうかを判断する前に、できることは全てやりましたか?ほとんどの人は、「伝えきっていない」まま、あきらめています。この講座であなたが“自分の言葉”を整えることで、関係の空気が変わることは珍しくありません。再スタートのきっかけは、過去ではなく「今のあなた」からしか生まれないのです。
- 男性でも受けられますか?
- もちろん受けられますし、むしろ「感情を話すのが苦手」という男性にこそおすすめしたい内容です。この講座は誰かと話す前に自分の気持ちを整える時間であり、性別に関係なく「関係を変えたい」と思ったその瞬間が、始めるのに一番ふさわしいタイミングです。