ケアの現場に“心の記録”を。
「何もできなかった」──
最期の時間に、家族が一番後悔していること。
最期の時間に、家族がもっとも後悔していることです。
看取りのあと、ご家族が泣きながらこう語ったそうです。
「そばにいたのに、何もできなかった気がする」と。
医療はたしかに命に寄り添います。
けれど“心”の整理までは、必ずしも支援が届いていません。が、いつも、そっと残されています。
患者と家族のあいだに置き去りになった、話せなかった言葉、聞けなかった気持ち。
それは、あとから深い後悔となって、ご家族の中に残り続けます。
『ただいまおかえりホスピスノートは、最後までそばにいた人の“心の証”を残すための、やさしい記録の道具です。』
話せなくてもいい。ただ「何かしてあげたかった」という想いを、書いて残せるように設計されたツールです。
なぜ、医療・福祉の現場に必要なのか
1|「何かできることをしたい」家族の“希望”を支えられる
何を話せばいいか分からないときでも、ノートの設問に沿って少しずつ書き残すことで、「私は、たしかにそばにいた」と実感できる心の証が形になります。
2|“会話”ではなく、“記録”という選択肢を届けられる
話すのが難しい方でも、ノートに書くことならできる。
“対話”がむずかしい場面でも、ご本人・ご家族の気持ちを整理する支援が可能になります。
3|支援職が「こころのケアに関われた」と実感できる
「心の記録をサポートする」ことは、医療職やケア職が持つ“寄り添いたい”という本来の使命を、具体的な行動に変えてくれます。
『ホスピスノート』活用研修プログラム

研修の目的
『ホスピスノート』を導入するにあたり、現場スタッフが「迷わず」「安心して」活用できるように設計された、90分の実践型研修です。
導入施設職員向け研修
– 医療・福祉・ケアの現場に、“心の記録”を届けるために –
- 看取りの直前にできる、小さな寄り添い
- ご家族との対話を深める“きっかけ”づくり
- エピソード記録やアセスメントにも使える実践例つき
研修の内容
① 背景理解とツールの目的
- 看取りの現場で生まれる“言葉の後悔”とは
- なぜ「話すこと」よりも「残すこと」が求められているのか
- プロダクトが生まれた現場の声
② ノートの構成と使い方
- 《ただいまノート》:日々のやりとりや見守りの記録
- 《おかえりノート》:聞いておきたいことを整理するノート
- 《ゆるっとノート》:気持ちの吐き出し・自己対話用
- 会話が難しい状況でも使える記録の工夫
③ 活用事例別ガイド
- 看取り直前の家族サポート
→「言えなかったことを手紙のように残す」ことが、心の整理に - アセスメント・面談時
→ “ノートの問い”が、自然な関係性構築につながる - エピソード記録支援
→ ノート記述を共有し、ケアの視点を合わせる
④ ワークと質疑応答
- 実際に1ページを記入する体験ワーク
- 現場ごとの課題や疑問に応じた質疑応答
(導入を検討している部署・職種向けの実践アドバイスも可能)
研修スタイル
- オンライン(Zoom等)/対面(出張可)から選択
- 所要時間:約90分
- 推奨人数:5〜10名程度(応相談)
- 対象職種:看護師、MSW、ケアマネ、介護職、訪問スタッフなど
この研修を受けることで…
「感情のケア」に自信がもてる
→ 書くことを通じて、最期の家族支援に安心と納得が生まれます。
“心の記録”という新しい支援の選択肢が持てる
→ ノートを通じて、医療と心のケアのあいだをつなぐ実践ができます。
施設全体での「想いの共有」が促進される
→ ノート内容を介して、職員同士・家族との信頼構築にもつながります。
導入・研修のご相談
職員向けの導入研修では、『ホスピスノート』の活用方法や、ご家族との対話支援の実践アイデアをご紹介します。
◾️ 料金:33,000円(税込)〜
◾️ 所要時間:90分(オンライン/対面対応)
◾️ 対象:看護師・介護職・MSW・相談員など
※参加人数・研修目的に応じて最適なプランをご提案します。まずはお気軽にご相談ください。