ケアの現場に“心の記録”を。
「何もできなかった」──
最期の時間に、家族が一番後悔していること。
「看取りのあと、ご家族が泣きながら言ったんです。
“そばにいたのに、何もできなかった気がする”って。」
医療はたしかに命に寄り添います。
けれど、“心”までは、ケアしきれないことがある。
患者と家族の間には、話し合えなかった言葉が、いつも、そっと残されています。
そんな「何かしてあげたい」のに、何をどうすればいいのか分からないまま、
ご家族が後悔とともに日々を終えてしまう。
これは、“そばにいる人”の後悔を軽くするための【道具】です。
『ただいまおかえりダイアログカード&ノート』は…
✔ 「何を話せばいいのか分からない」ご家族が、言葉を見つけるためのカード
✔ 「話しかけられなかった」自分を責めている人が、想いを整理できるノート
✔ 言葉ではなく、“何かした証”を残したい人のための記録ツール
なぜ、医療・福祉の現場に必要なのか
1|「何かできることをしたい」家族の“希望”を支えられる
ダイアログカードを使うと、話せなかった後悔を“今”整理できます。
そのプロセスは、ご家族にとって“私はそばにいた”という確かな証になります。
2|“対話”という行動を、誰にでもできる“作業”に落とし込める
ノートの質問は、難しい会話ではありません。
「最近、何を食べた?」そんな日常のひとことから、自然に心の距離を縮められる設計になっています。
3|支援職が「こころのケアに関われた」と実感できる
「心の記録をサポートする」ことは、医療職やケア職が持つ“寄り添いたい”という本来の使命を、具体的な行動に変えてくれます。
現場の“対話”が止まっていませんか?

- 「家族と話がかみ合わないまま、支援が進まない」
- 「介護や終末期の話を切り出せず、ケアが遅れる」
- 「職場内の温度感の差がストレスに」
- 「話し合いの場を作っても、結局“本音”までは届かない」
そんな声を、医療・福祉・企業・学校など、あらゆる現場で聞きます。
でも、それは“対話力が足りない”からではありません。
問題の本質は、「準備がないこと」
人は、“ちゃんと話す準備”ができていないと、
つい避ける・ごまかす・黙りこむ──それが、現場で起きている「対話のつまずき」の正体です。
導入施設職員向け研修
「ただいまおかえりダイアログカード&ノート」活用研修プログラム
– 医療・福祉・ケアの現場に、“心の記録”を届けるために –
「ただいまおかえりダイアログカード&ノート」を施設で活用していただく際に、
職員のみなさまが“迷わず、安心して使える”状態を目指した導入研修です。
- 看取りの直前にできる、小さな寄り添い
- ご家族との対話を深める“きっかけ”づくり
- エピソード記録やアセスメントにも使える実践例つき
研修の内容
① 背景理解とツールの目的
- なぜ今「対話の準備」が必要なのか
- 看取りの場面における“言葉の後悔”とは
- プロダクトが生まれた現場の声
② カードとノートの使い方
- 5種類のダイアログカードの意図と具体的な使いどころ
- 3種のノート(ただいま・おかえり・ゆるっと)の役割と組み合わせ方
- 会話が難しい方にも寄り添えるアプローチ法
③ 活用事例別ガイド
具体的なシーンでの活用イメージを共有します。
- 看取り直前の家族サポート
→「言えなかったことを手紙に残す」ことが、心の整理に - アセスメント・面談時
→ 初対面のご家族とも、“質問カード”で自然な会話導入が可能 - エピソード記録支援
→ ノート内容を活用し、“関わりの記録”として共有できる
④ ワークと質疑応答
- 困りごとカードを用いたミニワーク
- 現場ごとの課題や疑問に応じた質疑応答
(導入を検討している部署・職種向けの実践アドバイスも可能)
研修スタイル
- オンライン(Zoom等)/対面(出張可)から選択
- 所要時間:約90分
- 推奨人数:5〜20名程度(応相談)
- 対象職種:看護師、MSW、ケアマネ、介護職、訪問スタッフなど
この研修を受けることで…
「感情のケア」に自信がもてる
→ 看取り前後の家族支援に、具体的な手立てを持てるように。
対話を通じた“心の記録”を残せるようになる
→ 医療的ケアの中に、そっと「言葉のケア」が加わります。
施設全体での「想いの共有」が促進される
→ ノート内容を介して、職員同士・家族との信頼構築にもつながります。
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施設のニーズに合わせて、研修内容・時間・配布物など柔軟に対応可能です。